金曜日, 8月 17, 2007

ひきこもりの国
 マイケル・ジーレンジガー 著  河野純治 訳 光文社

 工業化社会にあまりにも適応したが為に、次の社会に適用できずに生じた日本社会の歪み。
その歪みに最も敏感に反応しているのが「ひきこもり」という現象なのか。
 日本社会の制度や人々の意識が変わらない限り、解決できないようだ。
 工業社会から知価・情報化社会への変化は、多くの人がパソコンや携帯電話を使うというような、表面的な変化だけではだめなようだ。
 個人個人がありのままの自分を出しても尊重されるような、「個人」「自由」の意味が理解された開かれた社会に、一人一人の意識の変化で変わっていかなければならない。
 すでに一部では変わりつつあるものと思う。