火曜日, 10月 24, 2006

シルク水溶液をつくる  
  
絹のフィブロイン水溶液  

 絹繊維20gを臭化リチウム水溶液100mLで溶かす。

臭化リチウム水溶液:200mLビーカーに臭化リチウム・1水和物を100g入れ、更にビーカーの目盛り100mLまで水を加え、臭化リチウムを溶かしてつくる。



 絹繊維と臭化リチウム水溶液


 絹繊維に臭化リチウム水溶液を加え、溶かしはじめる。


 臭化リチウム水溶液を繊維全体にしみこませる。 加温した方が溶けやすいが、30℃前後の保温で十分溶ける。


 ほとんど溶けた状態。



 絹溶解液。溶かすときに使った臭化リチウムが含まれているので透析により臭化リチウムを除く必要がある。



 透析に使う、セルロースチューブ。
 

 両端をクローサーで止めたセルロースチューブの中に絹溶解液が入れてある。
 セルロースは半透膜のため臭化リチウムの臭素イオンとリチウムイオンはチューブの外側の蒸留水中に拡散していくが、絹は高分子のため、チューブの中にとどまっている。



 セルロースチューブの外側の蒸留水をオーバーフローさせながら18時間経過、透析が終了。臭化リチウムの脱塩が完了。


 透析終了後、セルーロースチューブから取り出したシルク水溶液。
 フィブロインのシルク水溶液。セリシンの水溶液ではありません。
 

月曜日, 10月 23, 2006

「狼花(おおかみばな) 新宿鮫Ⅸ」
   
大沢在昌 著   光文社

 
鮫島、香田、野間の3人の男がそれぞれのやり方で、不器用に相手をかばい合った、浪花節的終わり方。けっしてそれが悪いとは思わないが、中高年にさしかかった男たちの黄昏を色濃く感じた。
 次回作は、中年にさしかかった新宿鮫(鮫島)を押しのけ、外国人社会にもすんなり入っていける新たなヒーローの登場か。あるいは、フリーになった香田の予想外の変身だろうか。
 当然のこととして、渋さは増してもまだ枯れていない鮫島の活躍を期待する。

 

木曜日, 10月 05, 2006

「ヤバいぜ!デジタル日本」   
   高城剛 著 集英社

 「ウェブ進化論」(梅田望夫 著)と同じくらい注目されても良いと思います。
 私だけでしょうか。
 提案が具体的で私にはわかりやすかった。